ダンス&ボーカルグループ・BUDDiiSのリーダーとしても活動する小川史記さんが、映画『冤罪のつくりかた』に出演。
miruneでは、小川さんの俳優としての挑戦から、日々大切にしている思いまで、全3回にわたってインタビューをお届けします。
前編では、新人検察事務官・早乙女直樹を演じた本作について、出演が決まったときの喜びや役への向き合い方、撮影現場での印象的な出来事を語ってくれました。初めて経験した銃を使った撮影や、共演者との何気ない会話など、作品の裏側に迫ります。

「映画に出られる!」出演決定の喜びと、脚本への第一印象
――映画『冤罪のつくりかた』への出演が決まったときのお気持ちや、早乙女直樹という役にどのように向き合ったのかを教えてください。
出演が決まったときは、ただただ「映画に出られる!」という嬉しさでいっぱいでした。しかも、W主演というお話だったので、なおさら嬉しくて。「自分が映画館の大きなスクリーンに映るんだ!」というのが、最初の感想でした。
実際に脚本を読んでみると、知らない言葉が多くて、正直難しかったです。僕、普段からあまり本も読まないですし、世の中のことも分かっていないところが多くて(笑)。
特に法律関係の専門的な言葉が難しかったです。分からない言葉はその都度調べながら、「そういう意味なんだ」と理解していきました。
脚本を読むのは難しかったですが、読み進めるうちに「早く映像で観たいな」という気持ちも湧いてきました。
直樹の揺れ動く心情を、自然なリアクションで表現
今回演じた早乙女直樹は、信念を持って検察の仕事に就いた人物だと思うんです。一生懸命勉強して、希望を持って自分がやりたかった仕事に就いたはずなのに、周囲の環境にどんどん振り回されて、自分が思い描いていたものとは違う状況に巻き込まれてしまう。そうした境遇を、率直にかわいそうだなと思いました。
演じるうえでは、何か特別な工夫をしたというよりも、直樹のリアクションを意識していました。美麗からいろいろと言われたり、詰められたり、それまで知らなかったことが明らかになったりする。そうした瞬間の直樹の表情や反応は大切にしていました。
ただ、なるべくナチュラルでいたいという気持ちもあったんです。意識はしているけど、意識しないというか。美麗たちが僕に向けてくる言葉をそのまま受け取って、できるだけ自然に反応するようにしていました。リアルなリアクションができるように、無意識のレベルで意識していた感覚です。

初めて経験した銃を使った撮影。「まさに映画だな」と感じた瞬間
――撮影や現場で、特に印象に残っていることはありますか?
撮影では、銃撃戦など、銃が使われるシーンが特に印象に残っています。僕自身、そうした撮影は初めてだったんですけど、実際に「バン!」という大きな音が鳴って、すごく迫力がありました。
僕は銃を持たない役だったんですけど、現場には銃の扱い方を監修する方もいらっしゃって。そうしたリアルさや撮影のスケール感も含めて、「まさに映画だな!」と感じました。
銃を使う場面ならではの緊張感もありましたね。

久しぶりの「年下」の立場。共演者との何気ない会話が楽しくて
今回の撮影現場では、キャストの皆さんの中で僕が最年少だったんです。久しぶりにそういう立場になったので、「あれ、自分が最年少の現場って、どう振る舞えばいいんだっけ?」みたいな(笑)。
本来、僕は自分が年下でいる方が好きなんです。先輩と一緒にいるのも好きですし、実際に兄がいるので、根本的に弟なんです。だから、年下の立場の方が楽なはずなんですけど、BUDDiiSでの活動が長かったので、久しぶりにそういう環境になって、若干スカしていた気もします…(笑)。
でも、共演者の皆さんとお話しするのはすごく楽しかったです。普段しない会話というわけではないんですけど、年上の方々との何気ない日常の話が新鮮で。
原田龍二さんはホラーがお好きで、「こういうところに行ったんだよ」と、怖い体験のお話をしてくださったんです。
僕はホラーが苦手なんですけど、お化けの話というよりは、怖い体験談だったので楽しく聞けました。でも、本当に怖かったんですよ。臨場感もあって、ゾクゾクしました。
そういうお話を聞いて、「マジですか!?」「えー! それやばいですね!」って反応していると、「うわ、久しぶりに年下をやれてる! 」という感覚もあって(笑)。
何気ない会話も含めて、皆さんと過ごす時間がすごく楽しかったです。

|SPECIAL MINI INTERVIEW|
――日常の中で心が満たされる瞬間や、最近嬉しかったことを教えてください。
寝られたときですかね。僕、睡眠が好きすぎて(笑)。ちゃんと寝られたときが嬉しいんです。
寝具にもこだわっています。実は最近、マットレスも枕も一式買い替えたんです。
きっかけは、朝起きたときに腰の痛みが気になることが続いていて。そろそろ寝具を見直した方がいいかなと思ったんです。
考えてみたら、1日の3分の1くらいは寝ているわけじゃないですか。だったら、せっかくなら自分に合ったものを選びたいなと思って、思い切って買い替えました。
枕も、お店でいくつか試しながら、体重のかかり方などをデータで数値化してもらったんです。その結果をもとに、自分の体に一番合うものを選びました。買い替えてからは本当に寝やすくなって、めっちゃ寝られるようになりました。
朝起きたときに「よっしゃ、めっちゃ寝た!」って独り言を言っています(笑)。そういうときは、すごく満たされた気持ちになります。
撮影:遥南 碧/ヘアメイク:KANANE(PUNCH)
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映画『冤罪のつくりかた』


実際の事件に着想を得て、冤罪が生まれる過程を検察組織の内側から描く司法サスペンス。
特捜部のエース検事・如月美麗(加藤夏希)のもとに配属された新人検察事務官・早乙女直樹(小川史記)は、ある汚職事件の捜査を通じて、組織の方針と自身の信念の間で葛藤していく。
原田龍二、やべきょうすけらが出演。監督・脚本は泊誠也。
2026年11月6日(金)より池袋シネマ・ロサほか全国順次公開。