小川史記さんが日々大切にしているのは、周囲の人と変わらずに接すること、そして一人ひとりとの関係性を大切にすること。

最終回となる後編では、さまざまな経験を重ねる中で感じた人との向き合い方の変化や、バディの存在が活動の原動力になっている理由を語ってくれました。

さらに、これからファンにとってどのような存在でありたいのか、その思いにも迫ります。

大切にしてきた挨拶と、常に「フラット」でいること

――これまでの人生や活動の中で、大切にしてきたことはありますか?

挨拶です。元気よく挨拶することは、ずっと大切にしています。

あとは、ここ数年で改めて大事だと感じているのが、常にフラットでいることです。

人間なので、気持ちの浮き沈みがあるのは自然なことですよね。でも、僕自身はなるべくフラットでいたくて。自分の気分に左右されず、周りの人にはいつも変わらずに接したいんです。その方が、周りの人も関わりやすいじゃないですか。

何か嫌なことがあったとしても、それは仕事の現場には関係のないことなので、周りの方にはなるべくいつも通り、接するようにしています。

昔から無意識にやってきたことなんですけど、ここ数年、そうした姿勢がいろいろなお仕事にもつながってきていると感じていて。「こういうことって大切なんだな」と改めて実感しました。

そうした経験を通して、これまで自然とそういう姿勢でいられた自分の人間性を、ちょっと好きになれたというか。これからも大切にしていきたいです。

「誰かのため」が、いつの間にか自分のためにもなっている

考え方の変化という意味では、人に心から優しくできるようになりました。

昔は人に優しくするときも、どこかに「この人に好かれたいな」という気持ちがあったと思うんです。

でも、そうやって人に優しくしてきたことが、少しずつ自分にも返ってくるようになって。「あ、こういうことって、ちゃんと自分に返ってくるんだ」と実感したんです。

そこから、ちゃんと心から、嘘偽りなく、人に優しくしようと思えるようになりました。誰かのためにしたことが、いつの間にか自分のためにもなっている。そう気づけたことは、自分の中でも大きな変化ですね。

それに、もし自分じゃない誰かがそういう行動をしていたら、素敵だなと思うんです。だったら、自分もそういう人間でありたいなって。

BUDDiiSとして活動してきたこの数年間で、そうした考え方が少しずつ自然に身についてきた気がします。

「どこまでいっても一人ひとり」。バディとの向き合い方

--ファンの皆さんと向き合ううえで大切にしていることを教えてください。

「一人ひとり」ということです。配信などでもファンの方に直接お話ししているんですけど、一人ひとりと向き合う意識は、ずっと大切にしていきたいです。

応援してくれる人がたくさんいて、そのおかげでグループが大きくなっていく。でも、その根底にあるのは、応援してくれる一人ひとりの存在じゃないですか。

だからこそ、どこまでいっても一人ひとりと向き合うことを忘れたくないんです。もちろん、物理的に難しくなることもあると思います。それでも、自分のスタンスとしては、ずっと大切にしていきたいですね。

特典会で誰かとお話ししているときは、その方と僕だけの時間です。同じ「好き」という言葉でも、ちゃんと目の前のその方に向けた「好き」なんです。

人によって築いてきた関係性も違うので、そういう言葉を交わさずに、ただ楽しい話をする人もいます。

そうやって、一人ひとりと築いてきた関係性を、これからも大切にしていきたいです。

「まずはバディに届けたい」。活動する理由をくれる存在

それに、僕が何かに取り組むとき、バディの存在が大きな原動力になってくれているんです。

今回のように映画に出演するときも、「まずはバディに観てもらいたい」という気持ちがあって。一番最初に届けたい相手がバディなんです。

ライブも同じで、まずは「バディに見せたい」という気持ちがあって。その後に、もっと僕たちのことを知らない方にも来てほしいという思いが芽生えてくるんです。

どんなときも、バディが自分の活動の理由になってくれている。それは本当に、いろいろな場面で感じています。

だから、常に一緒にいるような感覚なんです。個人ファンクラブも気づいたら無意識に開いて、ポンって文章を送っちゃいますし。それくらい自然に、いつもバディの存在があるんです。本当に、すごく助けられているなと感じます。

――これから、ファンの皆さんにとってどのような存在でありたいですか?

表舞台に立っている以上、自分が発信するものや届けるものが、誰かの活力になってくれたら嬉しいです。
僕を見てもらって、BUDDiiSを見てもらって、「明日も頑張ろう」と思ってもらえることが一番嬉しいですね。
そういう存在でありたいです。なります!

|小川さんから皆さんへメッセージ|

――最後に、映画を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

大きなスクリーンで楽しんでいただける、迫力のある映画になっています。僕自身、『冤罪のつくりかた』をエンターテインメントとしてすごく楽しめたので、皆さんにも同じように楽しんでもらえたら一番嬉しいです。

ぜひ、映画館でその迫力を楽しんでください!

|SPECIAL MINI INTERVIEW|

--もしも願いが一つ叶うなら、何をお願いしますか?

「奇跡でいたい」です。これからも奇跡でいられるようにお願いをしたいです。


撮影:遥南 碧/ヘアメイク:KANANE(PUNCH)

---
information
---

映画『冤罪のつくりかた』

実際の事件に着想を得て、冤罪が生まれる過程を検察組織の内側から描く司法サスペンス。

特捜部のエース検事・如月美麗(加藤夏希)のもとに配属された新人検察事務官・早乙女直樹(小川史記)は、ある汚職事件の捜査を通じて、組織の方針と自身の信念の間で葛藤していく。

原田龍二、やべきょうすけらが出演。監督・脚本は泊誠也。

2026年11月6日(金)より池袋シネマ・ロサほか全国順次公開。