最新シングル『I’m still breathing』とともに、更なる進化を続けるKID PHENOMENON。
インタビュー連載の第7回は艶やかなハイトーンボイスでグループのボーカルを牽引する山本光汰さんが登場。
悔しい経験を経て辿り着いた物事を整理して続けるポリシーから、アートへの興味、生け花や空間マネジメントへの意欲までを明かします。パーソナルな魅力や意外な素顔が垣間見える一問一答とともにお届けします。
厳しい現実に直面しても一歩を踏み出す。新しい世界へ挑む時に忘れないリスペクト
--『I’m still breathing』の歌詞の中で、今の自分自身に一番重なる言葉は?
〈一人孤独に押しつぶされても一歩ずつ前に進んでるから震えるこの手でもまだ誰かを抱きしめられるなら〉というフレーズです。たった4フレーズなんですけど、ものすごくリアリティがあって、力のある言葉だなと思っていて。
何かに挑戦する時って、先の結果が見えなかったり、誰の力も借りられない孤独な状況に置かれたり、周囲の目や厳しい現実に直面したりすることがすごく多いんですよね。でも、そんな状況の中でも、わずかな光に対して貪欲に手を伸ばし、一歩踏み出すチャレンジ精神は、何歳になっても絶対に忘れたくないんです。
普段の活動でも、新しいジャンルの現場に飛び込む時などは特にプレッシャーを感じます。でも、そういう時こそ「アーティストだから」とおごるのではなく、常にフラットでいたい。その道のプロフェッショナルの方々に敬意を払い、段階を踏んでしっかり学んだ上で向き合っていく。そうやってリスペクトや自分なりのポリシーを持ちながら、恐れずに新しい世界へ一歩踏み出していきたいと思っています。
浅く広くでは次に進めない。悔しさをバネに掴んだ『具体化』の力
--今振り返ると「意味があった」と思える過去の経験や出来事は?
EXPG時代、物事を「浅く広く」やってしまっていた時期の経験です。
もともと繰り返す作業が苦手で、何事も浅く広く手を出してしまうタイプだったんです。でも、知識としては持っていても、一つの道を深く極めている人たちと対峙した時に、「結局はそのレベルだよね」という空気を肌で感じて、ものすごくシビアで悔しい思いをしました。
そこで、「浅く広いまま、中途半端な自分で負けているのは絶対に嫌だな」と思って。今やっていることを一度整理して、「この1年はこれをやりたいから、貪欲にやろう」と目標を数個に絞り、一つひとつ丁寧に向き合っていくように変えたんです。そうしたら、自分が進むべき道がより明確に見えてくるようになって。
それこそ去年は、楽曲制作やファッションなど、自分のやりたいことを「誰と一緒に何をするか」というところまで細かく整理しました。そして今年は、それを一つひとつ実行して体現していく年にしていて、今、少しずつ形になり始めている手応えを感じています。
ただ漠然と同じことを続けていても次にはつながらないからこそ、目標を定めて丁寧に向き合うことが本当に大切なんだと気づけた、僕にとって大きなターニングポイントです。

『いい意味で変わってない』。決めた軸をぶらさず貫く、変わらない自分の芯
--3年前(デビュー時)と比べて、自分が一番変わったと思うところは?
以前より落ち着いた部分はありますけど、自分の中では「いい意味で変わってない」と思っています。
最近、アートや昔の本が好きで、作者の生い立ちや歴史を調べることにハマっているんです。特に『チャーリーとチョコレート工場』の作者、ロアルド・ダールが好きで。彼が日々決まったルーティンを大切にしながら、一つひとつ作品と向き合っていたことを知って、「本当にその通りだな」と思ったんです。
簡単に見えて、やっぱり続けることって一番難しいじゃないですか。そこをどれだけめげずに、真面目にやり続けられるか。自分で決めたことをコツコツ続けていく姿勢は、昔から変わらず持っている部分ですし、これからもずっと大切にしたい自分の芯ですね。
生け花と空間マネジメント。アートの視点で表現の引き出しを広げたい
--これからさらに見せていきたい自分や、個人として挑戦したいことは?
やりたいことは人一倍あるんですけど、最近は「生け花」と「空間マネジメント」に挑戦してみたいです。生け花はこの間挑戦しようとしてできなかったんですけど、やっぱりかっこいいなと思っていて。
空間マネジメントは、資格を取ろうと考えているくらい興味があります。家具の配置や部屋の設計、イベントをやる時の展示物の配置、お客さんが入ってきた時の動線づくりとか。もともと花が好きなのもあって、生け花と空間の知識が組み合わさったらすごく面白いですし、自分の中の「脳のバリエーション」や表現の引き出しも一気に広がりそうだなと。
今すごくアートへの意欲が高まっているので、ぜひ挑戦してみたいです。

|SPECIAL MINI INTERVIEW|
『I’m still breathing』リリース記念! 山本光汰の“素顔”をひも解く一問一答
新曲『I’m still breathing』のリリースにちなみ、パーソナルな素顔を深掘り! 4つの質問に答えてもらいました。
Q1|今のKID PHENOMENONを漢字1文字で表すなら?
「可」
可能性です!!
Q2|自分を動物に例えると?
「犬」
前まで猫と言われてたのですが、20歳を前にして犬と言われる事が増えました。
Q3|自分には、『実はこんな一面があります』というところを教えてください。
毎日外にでたいくらい out door です!!
Q4|この3年間を一緒に歩んでくれたファンの皆さんへ、改めて今伝えたいことは?
本当に「ありがたい」の言葉が大きくて、みんなにもっと素敵な物を届けられるように、がんばります。
撮影:篠田 理恵/ヘアメイク:NOBUKIYO, Kei Kouda/スタイリスト:百瀬 豪
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KID PHENOMENON
8thシングル『I’m still breathing』

“息をし続け、前へ進む”という強い意志を込めたKID PHENOMENONの最新シングル。
理想と現実の境界線でもがきながらも立ち止まらないリアルな葛藤と覚悟を、研ぎ澄まされたボーカルとラップに乗せて表現。
泥臭くも前を向き続けるすべての人々の背中を力強く押す、エモーショナルで熱量の高い渾身のナンバー。
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