11月18日に3rd album『5mile』をリリースするOCTPATH。
全6回でお届けするインタビュー連載の第1回は、メンバー8人による集合インタビュー。
四谷真佑さんが手がけた自己紹介曲「すみすみ」の制作秘話や、OCTPATHのメンバー全員でメンバーで初めて作詞に挑戦した「You’re my path」に込めた思いなど、楽曲を通して見えてくる8人の個性とOCTPATHらしさに迫りました。
5周年を彩る『5mile』は、OCTPATHらしさが詰まった一枚
――結成5周年という節目にリリースされる3rd album『5mile』ですが、改めてどのような作品になったと感じていますか?
海帆 OCTPATHを代表するような、多幸感あふれるアルバムになったと思います。これまでもいろいろなテイストの楽曲があったんですけど、今回はリード曲にバンドサウンドや管楽器が取り入れられていたり、僕たちの自由な叫び声が入っていたり。「わー!」って、みんなで楽しもうという気持ちが自由に表現されているんです。
「OCTPATHってどんなグループ?」と聞かれたときに、僕たちのファンであるTHme(スミー)の皆さんにも、自信を持って『5mile』を聴いてほしいと言えるようなアルバムになったと思います。
四谷 タイトルもいいですよね。『5mile』で「スマイル」って読むんですけど、1マイルが約1.6キロなので、5マイルでちょうど8キロになるんです。僕たち8人にもつながっていて。
高橋 それ、僕が考えたんです!(挙手)
一同 わたるが手を挙げた!(笑)
高橋 なんか、パッとひらめいたんです。たまにポンッとアイデアが出てくるときがあって。今回は寝る前に歯磨きをしているときに思いつきました。歯を磨いてきれいになった途端に、全部がきれいになって、心まできれいになったときにパッとひらめいちゃうんです(笑)。
四谷 あと、今回の『5mile』のロゴも栗ちゃんが考えてくれて。「5」が「S」にも見えるように、結構こだわって作ってくれたんです。
栗田 ニコちゃんマークを入れたくて! ニコちゃんの横顔っぽくしたんです。ただ、「S」を「5」にも見えるようにするのがめちゃくちゃ難しくて。何度もやり取りをして、修正を重ねました。でも、すごくかわいくできたと思います。
実は最初、歯をむき出しにして笑っているデザインも考えていたんですよ。前歯が大きい人の笑顔みたいな感じで、点々をつけて歯を表現したりもして。でも、あまりにもうるさくなりすぎちゃって(笑)。それで、ちょっとやめておこうって。いろいろとバランスを考えて、最終的に一番かわいい形に落ち着きました。

初の自己紹介曲「すみすみ」。四谷真佑が込めたTHmeへの愛
――今回はメンバーの皆さんも楽曲制作に携わっていますが、四谷さんが手がけた「すみすみ」について教えてください。
四谷 「すみすみ」はOCTPATHの自己紹介曲になっています。今回、初めてOCTPATHさんに楽曲提供をさせていただきました(笑)。
一同 OCTPATHさんって!(笑)
栗田 でも、すごくよかったよね!
四谷 OCTPATHさんからご依頼をいただきまして(笑)。
制作はすごく楽しかったですし、大変でもありました。やっぱり、自分の好きなように曲を作るのとは、また違う感性が必要だったので、難しかったですね。
今回は自己紹介曲なので、それぞれのパーソナルな部分をしっかり入れたいと思っていて。初めて僕たちのライブに来てくれた方や、初めてOCTPATHの曲を聴く方でも、「この人はこういう人なんだな」って一発で分かるような楽曲にしたかったんです。
それで、「このライブ中は、この人を推してみようかな」って思ってもらえたら、もうそれだけで儲けもんだなって(笑)。
あとは、やっぱりTHmeの存在を全面的に入れたいと思っていました。だから、タイトルも「すみすみ」にしたんです。歌詞にも「すみからすみまで愛したい」という言葉を入れていて。自己紹介曲ではあるんですけど、やっぱりファンの皆さんがいてこその僕たちなので。そこは絶対に入れたいなと思いました。
古瀬 しかも、「すみすみ」は作詞作曲だけじゃなくて、振り付けも四谷がやっているんです。
太田 振り入れも四谷がしてくれたんですが、楽しくて。これまでの振り入れで一番笑ったかもしれないです(笑)。
四谷 「スカすの禁止」っていう(笑)。
古瀬 ハートもいっぱい作りますし、普段のOCTPATHでは、いい意味であまりやらないような振り付けになっています。内股になったりもして(笑)。
太田 ダンスブレイクも面白くて! そこもぜひよく見てほしいです。

8人全員で作詞した「You’re my path」。夢のかけらを重ね合わせて
――「You’re my path」は皆さん全員で作詞された楽曲ですが、どのように制作を進めていったのでしょうか?
古瀬 まず、自分のパートの歌詞をそれぞれが書いたんです。1曲の構成を組んだ上で、「このパートを歌いたい」という希望も出しながら、自分たちの歌詞を並べていって。そこからいろいろと形を変えながら、最終的に1曲にまとめていきました。
なので、それぞれが自分の思いを、自分の声に乗せて届けられるパートになっています。
太田 ちょっといいですか?(挙手)前から気になっていたことがあるんですけど、四谷の歌詞って、一瞬何を言っているのか分からないところがあるんです(笑)。
小堀 知らない言葉が出てくるんですよね(笑)。
太田 そうそう。一回「ん?」ってなる瞬間があって。ゴニョゴニョって歌っているところがあるんですけど、あれって何て言ってるの?
小堀 改めて聞いてみよう(笑)。
四谷 「朝日が届かない僕を潤してくれた 清濁を分かち合った……」という歌詞なんですけど。僕、もともとボーカロイドの界隈から音楽に触れてきたので、比喩を使った表現が好きなんです。ちょっと痛いんですよね(笑)。
一同 いやいや、そんなことない!(笑)個性!素敵だよ!
四谷 もちろん自分の中では意味があるんですけど、聴いてくださる方がどう受け取るかというのも大事にしていて。例えば、「大好き」って言ってしまうと、もうその意味しかないじゃないですか。なので、ストレートな言葉よりも少し抽象的な言葉にしています。聴く人によって、いろいろな解釈ができるようにしたくて。
小堀 解釈は聴く人に任せるってことか。
四谷 そうですね。でも、ライブでは僕の歌声で正解を教えてあげるよ、っていう気持ちもあります。
太田 俺は四谷のそのパート、好きなんだよね。リズムとか、音の取り方も面白いんです。
栗田 歌い方もいいよね。
太田 そうそう。四谷って、歌うときに結構メロディーの取り方も変えてるんですよね。
古瀬 この「You’re my path」って、実は今年3月のライブ『OCTPATH LIVE 2026 -PATH to Dream-』でサプライズ初披露した楽曲なんです。そのときも、今回のツアーでも、この楽曲をリリースすることは伝えていなくて。これまではライブでしか聴けない楽曲だったんですよ。
だから、THmeの皆さんにも、この曲についてあまり詳しくお話ししてこなかったんです。
僕が特にこだわったのは、サビの冒頭にある「重ね合わせた夢のかけら」という歌詞です。サビの部分も、みんなで持ち寄った歌詞やアイデアを組み合わせて作っています。
僕たちはデビュー前、オーディション番組で出会ったんですけど、その番組のテーマ曲に「夢を重ねよう」という歌詞があるんです。そこから言葉を持ってきていて。
僕たちはオーディションで夢にあと一歩届かなかったメンバーが集まっているんですけど、当時の僕たち自身も、夢に届かなかった「夢のかけら」だったと思うんです。
そして、当時応援してくださっていた方にとっても、きっとすごくつらい経験だったと思うんですよね。応援していた人の夢が叶わなかったという意味では、ファンの皆さんにとっても「夢のかけら」だったんじゃないかなって。
でも、そんな僕たちの「夢のかけら」と、応援してくださるTHmeの皆さんの「夢のかけら」を重ね合わせたことで、今のOCTPATHがあるんです。
そういった思いを、この歌詞から感じ取ってもらえたらいいなと思って書きました。
(後編へ続く)
撮影:遥南 碧/ヘアメイク:RINA KAJIWARA、林佳奈、半田桜子
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OCTPATH
3rdアルバム『5mile』(スマイル)
2026年11月18日(水)発売
OCTPATHが結成5周年の記念日にリリースする、約2年ぶりのオリジナルアルバム。タイトルには、8人で歩んできた5年間の道のりと、「日本を、世界を元気に、笑顔に」という思いが込められている。
ケツメイシのRYOJIが楽曲提供した『また夏に帰ろう』や、夏の恋を描いた『なつめき』、その続編となる『ずっと好きでした』などを収録。出会い、挑戦、絆、そしてTHmeとともに築いてきた歩みを詰め込んだ、結成5周年を彩る一枚。