最新シングル『I’m still breathing』とともに、更なる進化を続けるKID PHENOMENON。
インタビュー連載の第3回はダンストラック制作を手掛けるなど、クリエイターとしても活躍する佐藤峻乃介さんが登場。
夜のベッドの中で自分に足りないものと向き合い続けた下積み時代から、MPCへの挑戦など音作りにかける熱い情熱までを明かします。パーソナルな魅力や意外な素顔が垣間見える一問一答とともにお届けします。
“まだ自分にないもの”と向き合う。ベッドの中で思考を巡らせる夜
--『I’m still breathing』の歌詞の中で、今の自分自身に一番重なる言葉は?
冒頭の〈この痛みも全部意味になるから〉という歌詞です。すごく共感できるというか。
得意なことや自分の強いところだけじゃなくて、「自分ができない部分」や「欠けているところ」を理解して向き合ってあげると、それが後々より大きな自分の武器になるなっていうのは、活動していてすごく感じることが多くて。
僕は、もともと色んなことが器用にできたり、得意なことがたくさんあるタイプではなくて、ずっとダンスばかりやってきたんです。だから昔から、自分のやりたいことや「まだ自分には足りないな」と思う部分に向き合うことばかりをずっとやってきましたし、それは今も変わっていなくて。
普段からインドアなので、自分のベッドの上が一番落ち着くんですけど、寝る前にいろいろ考える癖があるんです。布団に入ってアイマスクをすると、外から入ってくる情報が一気に遮断されて、その分、頭の中に意識が集中するんですよ。そうすると、今日あったことや、自分がやらなきゃいけないことが次々に浮かんできて、逆に寝られなくなっちゃうんです(笑)。
でも、そうやって「まだ自分にないもの」や自分自身と向き合うことに、今一番多くの時間を使っているからこそ、すごく大事で、背中を押してくれる言葉だなと思います。
自分だけクラスが上がれなかった日々。あの悔しさが僕の大きな糧
--今振り返ると「意味があった」と思える過去の経験や出来事は?
オーディションを受ける前、ダンスがなかなか思うようにいかなかった時期のことです。
小さい頃からずっとダンスをやってきたんですけど、ダンススタジオではなかなかクラスが上がらなくて。周りの友達や一緒にやってきた子たちはみんな上のクラスへ上がっていくのに、自分だけが上がれず、2〜3年ずっと同じクラスにいたんです。「なんで自分だけ……」という悔しさや、先の見えない焦りに悩んでいた時期がすごく長くて。
でも、あの時に感じた悔しさから逃げずに、自分に足りないところと向き合って積み重ねた時間は、自分にとって本当に大きかったなと思います。

衝動のまま動いていた昔から、一瞬立ち止まって考えられる自分へ
--3年前(デビュー時)と比べて、自分が一番変わったと思うところは?
空気感が大人になったというよりは、全然まだ子供なんですけど、物事をやる前に「一瞬立ち止まって考える時間」が少しだけできたかなと思います。
前は何か思い立ったらすぐ行動に移したり、パッと言葉を発したりしていたのが、一回自分の中で解釈してから出せるようになりました。
7人で共同生活をしながらずっと一緒にやってきたというのもあって、それって普通に生きていたらなかなかない環境じゃないですか。そういう中でお互いに過ごしてきたからこそ、一度立ち止まって考える感覚が少しずつ身についたのかなと思います。
ダンストラック制作からMPCへの初挑戦。音作りで広がる表現の幅
--これからさらに見せていきたい自分や、個人として挑戦したいことは?
楽曲制作です。自分の音楽に対する意欲をもっと伸ばしていきたいですし、それをファンの皆さんにもいろいろな形で届けられたらいいなと思っています。
普段からKID PHENOMENONのダンストラックやSE、ライブのBGMなど、音まわりは僕が作らせてもらっているんですけど、前回のライブでは、昔からHIPHOPカルチャーで使われてきた「MPC」という機材にも初めて挑戦して、タッチパネルで音を奏でるパフォーマンスをやらせていただいたんです。
カルチャーへのリスペクトを持ちながら、自分たちなりに解釈して体現していく音作りを実際に経験できて、すごく勉強になりましたし、自分自身も成長できた実感がありました。そうやって培ったものを生かして、クリエイターとしても表現の幅をもっと広げていきたいです。

|SPECIAL MINI INTERVIEW|
『I’m still breathing』リリース記念! 佐藤峻乃介の“素顔”をひも解く一問一答
新曲『I’m still breathing』のリリースにちなみ、パーソナルな素顔を深掘り! 4つの質問に答えてもらいました。
Q1|今のKID PHENOMENONを漢字1文字で表すなら?理由も教えてください。
「翔」
自分たちの表現したいことや、素直に楽しい!と思えるものを、自由にできています。
Q2|自分を動物に例えると?理由も教えてください。
「パンダ」
メンバーごとにある絵文字がパンダです。 “垂れ目だから”という理由がほとんどです。
Q3|自分には、『実はこんな一面があります』というところを教えてください。
たまーに家で料理してます。 最近好きなのは、えのきの肉巻きです。
Q4|この3年間を一緒に歩んでくれたファンの皆さんへ、改めて今伝えたいことは?
新しいことに挑戦したり、走り続ける自分たちを信じて付いて来てくれてありがとうございます。
僕たちが大好きな音楽と、パフォーマンスをみなさんに届け続けます。
撮影:篠田 理恵/ヘアメイク:NOBUKIYO, Kei Kouda/スタイリスト:百瀬 豪
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information
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KID PHENOMENON
8thシングル『I’m still breathing』

“息をし続け、前へ進む”という強い意志を込めたKID PHENOMENONの最新シングル。
理想と現実の境界線でもがきながらも立ち止まらないリアルな葛藤と覚悟を、研ぎ澄まされたボーカルとラップに乗せて表現。
泥臭くも前を向き続けるすべての人々の背中を力強く押す、エモーショナルで熱量の高い渾身のナンバー。
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