2026年10月に東京・兵庫の2都市にて上演を予定している、ミュージカル『PandoraHearts』RetraceⅡ-madness of lost memory-(ミュージカル パンドラハーツ リトレイスツー マッドネス オブ ロストメモリー)。

原作は、月刊「Gファンタジー」にて2006年から2015年まで連載された、望月淳による漫画「PandoraHearts」。
『不思議の国のアリス』、『鏡の国のアリス』などの童話をモチーフにしたダークファンタジーは人気を博し、コラボカフェや各国での展示会の開催など今なお多くの熱狂的ファンから愛されている。
そして連載終了から10年、満を持して2025年11月に初の舞台化。実力派スタッフ・キャストが集結し、独創的で深遠な世界観を壮大な音楽にのせて描いた。

第2弾となる今作では、新たなキャラクターも登場。
アヴィスで出会った少女アリスと従者ギルバートとともにアリスの記憶のカケラを探すオズは、より深い闇へ足を踏み入れていく。

己の罪とは? 100年前の真実とは?時を超えた自分探しの旅が、今再び始まる。

miruneでは、オズ=ベザリウス役・横山賀三さんとザークシーズ=ブレイク役・山本一慶さんを稽古場にてインタビュー。パンミュ続編にかける想いや、お互いの関係性などをお話ししてもらいました。

――横山さんと山本さん、一緒に作品を作っていく中で見つけた、おふたりの共通点はありますか?

横山 えー!?共通点。金髪、かな……(笑)。

山本 稽古初日にも言ったね(笑)。金髪一緒だー!って。

横山 オソロやったー!ってなりました(笑)。

山本 共通点ってムズいね。でも、賀三とはリズムが完全に違うわけではないなっていうのは感じてる。

というのも、人それぞれ持っているリズム感があって、それが自分と全然違う人だと、あんま合わないなぁって思うこともあるというか。でも賀三に対しては、そういう人間が持ってるリズムが近いんだなと思うから、一緒に居やすいかな。居心地がいい。

横山 すごくわかります!僕も本当にその通りだと思います。

山本 俺ばっかり語ってる。ずるいじゃん(笑)!ブレイクとオズがふたりで会話するシーンって意外と多くて、そのときに「分かりやすいからね、君は」というセリフがあるんですけど、オズと同じように賀三って本当に分かりやすい(笑)。

横山 ええ?そうなんですか?自覚ないです(笑)。

山本 ブレイクから見るオズと、僕から見る賀三とで視点がリンクするところもあったりして、そういう意味では面白くお芝居をさせてもらっていますね。僕との共通点というより、オズと横山賀三の共通点の話になっちゃったけど。

――横山さんはご自身でオズと似ているなと思う点はありますか?

横山 僕はオズの特徴として「受け入れる」ことが多いなと思っていて、そこは自分にも心当たりがあります。

自分にとって辛かったり、不安になる状況になったとき、でもその負の感情を持っていても仕方ないから、自分の思い通りにはうまくいかない、そういうものだよねって割り切って受け入れることが多いです。感情としては存在しているけど、その心を無視して行動する部分はあるかもしれません。

自分なんてダメだ、ってオズほど卑屈ではないけれど、少しそんなふうに思っている部分はあって、自分が幸せじゃなくても、自分の周りが幸せであればいい、平和であればいいみたいな自己犠牲的な感覚は、どこかにある気がします。僕はそれが正解だと思っていたんですけど、演じる中で、そんなオズとは対照的なエリオットというキャラクターに触れて、少し考えが変わりました。エリオットのセリフは心に残っていますし、学ぶ部分も多かったです。

――横山さんから見て、山本さんはどんな印象ですか?

横山 僕は、先輩に対して緊張してしまうこともあるんですけど、一慶さんに対しては、いい意味で緊張を感じたことがあまりなくて。もちろん先輩だけど、お芝居中も含めて、変に気を張りすぎてしまうことがないんです。
それは、一慶さんが優しく僕を受け入れてくれるっていう安心感を与えてくれるからだと思います。一慶さんは、懐が深いというか……。どんな人が来ても、何が来ても、まずは受け止める能力がある方なのかなと思っています。

山本 ありがとうございます。

横山 受け止める、という意味ではそこが僕との共通点かなと。受け止め合える関係!

山本 お互いがキャッチャーだね(笑)。

オズ(演:横山賀三さん)とブレイク(演:山本一慶さん)ふたりのシーンのあと、空き時間にはふたりでにこやかに動きの確認をしていました。

ブレイク(演:山本一慶さん)は劇中で流すセリフの音声収録も。

撮影:中本 和志/構成・取材・文:時枝 七奈

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ミュージカル『PandoraHearts』RetraceⅡ-madness of lost memory-

[あらすじ]

チェシャ猫の世界から戻ったオズ=べザリウスは、妹のエイダ=ベザリウスから届いた手紙の真実を確かめるべく、アリスと従者のギルバート達とともにエイダの通うラトウィッジ校に潜入。そこでエリオット=ナイトレイと彼の従者リーオと出会う。
バスカヴィルの民からの襲撃を受けながらもラトウィッジ校から帰還したオズ達は、100年前の惨劇「サブリエの悲劇」の情報を得るため、四大公爵家当主の一人ルーファス=バルマの元を訪れる。バルマの口から語られるザークシーズ=ブレイクの過去、アリスに関する一つの真実に困惑する一行。
そしてさらなるアリスの記憶の手がかりをもとめ、100年前の首都サブリエへと向かったオズたちが目の当たりにしたものは。
過去の記憶に誘われさまざまな思惑が渦巻く闇の中、それぞれの目的のため一筋の光を求めてさまようオズたちに、新たな禍が降りかかる―


原作|望月淳(「Gファンタジーコミックス」スクウェア・エニックス刊)

脚本・演出|山崎彬 作詞|高橋亜子 音楽|富貴晴美

振付・ステージング|浅野康之 アクション監督|栗田政明(KLC)
美術|竹邊奈津子 照明|加藤直子
音響|中島聡(ALMIGHTY) 映像|森すみれ
衣裳|加藤佑里恵(藤衣裳) ヘアメイク|松野亜莉沙 特殊造型|藤好信暁(セレソンアート工房)
歌唱指導|宗田梁市 澤田真里愛 新良エツ子
演出助手|藤嶋恵 音楽進行|岡庭由季
舞台監督|藤田有紀彦

宣伝美術|岡垣吏紗 宣伝写真|川面健吾

制作進行|杉田智彦(アズプロジェクト)

主催|ミュージカル『PandoraHearts』製作委員会

出演|

オズ=ベザリウス 役:横山賀三
アリス 役:牧浦乙葵
ギルバート=ナイトレイ 役:小南光司

ヴィンセント=ナイトレイ 役:佐々木喜英
エコー 役:髙橋果鈴

エリオット=ナイトレイ 役:岩城直弥
リーオ 役:宮島優心(ORBIT)

ルーファス=バルマ 役:鎌苅健太
レイム=ルネット 役:江副貴紀
ジャック=ベザリウス 役:内藤光佑
ロッティ 役:門山葉子

ザークシーズ=ブレイク 役:山本一慶

笠原希々花 三小田芳樹 社家あや乃 竹内一喜 田中秀哉 永咲友梨 藤本裕真 若林佑太

(スウィング)
天丸翼

(声の出演)
シャロン=レインズワース 役:礒部花凜

[公演スケジュール]

【東京】シアターH
2026年10⽉2⽇(金)〜10⽉12⽇(月・祝)

【兵庫】AiiA 2.5 Theater Kobe
2026年10⽉16⽇(⾦)〜10⽉18⽇(⽇)

[公式サイト]

https://www.marv.jp/special/musical-pandorahearts

[公式SNS]

X: @mpandorahearts

[公演PV]

©望月淳/SQUARE ENIX・ミュージカル『PandoraHearts』製作委員会