新曲『Lovey-Dovey』を引っ提げ、進化を続けるOWVの魅力に迫るスペシャル連載。

第1回は4人全員でのグループインタビュー前編をお届けします。

仲間との絆を描いたキャッチーな新曲の制作秘話から、レコーディングで意識した歌唱やラップのこだわりを告白。さらに、ツアーを通してQWV(ファンネーム)とともに育てているという熱狂的な“参加型”ライブの裏側まで、4人の音楽への情熱とライブ愛に迫りました。

思い描いたイメージを全員で形にした、新曲『Lovey-Dovey』

――新曲『Lovey-Dovey』は、仲間と楽しむ日常を描いたポップな一曲ですが、制作はどんなところから始まったのでしょうか?

中川 今回もコライトのような形で作っていて、最初のコンセプトを決めるところから僕たちも参加しているんです。「こういうコンセプトでいきたいよね」というところから始まって、みんなでブラッシュアップしていったので、完成したものも最初に思い描いていたイメージ通りでした。

フックにある「イチャイチャでいこう」というワードも文哉が考えてくれて。耳に残るフックを作るのがうまいんです。

佐野 僕は、フックを作ろうとして言葉を考えるというより、そもそも言葉自体が好きなんです。語感のいいワードや言葉を集めて、普段から自分の中の引き出しに詰めておいて、その時々で「どの引き出しを開けて、何を出すか」をやっている感じで。

言葉の選び方は曲のコンセプトによって変わるんですけど、今回の『Lovey-Dovey』に関しては、一回聴いたら思わず耳を傾けるようなフレーズが欲しかったので、そこを意識しました。

恋愛だけではない“Lovey-Dovey”

佐野 “イチャイチャ”と聞くとどうしても恋愛のイメージが先行すると思うんですけど、そこに垣根を作りたくないという話はしていました。衣装もストリートカルチャーやスケーターファッションを意識しているんですが、ストリートカルチャーって仲間の輪から生まれるものでもある。そういうところともリンクしています。

振付も、曲のポップさにちゃんと沿うように、変に難易度を上げず誰でもフラットに真似できるものにしました。サビに足のステップがあるんですけど、ライブやフェスでも隣の人と“Lovey-Dovey”になって、一緒に跳ねてほしいくらいの気持ちで作っています。

――歌やラップの面で、それぞれ挑戦したことや注目してほしいポイントはありますか?

本田 歌い方でいうと、僕は普段、低音のラップだったりかっこいいフレーズを低い声で歌うことが多いんですけど、今回は曲調も明るいので、レコーディングのときも、ちょっと楽しそうに、元気いっぱいに歌いました。バカっぽく聞こえるかもしれないですが、そのくらいのテンションで歌いました(笑)。

中川 文哉と僕のラップパートは、フックの楽しい感じから少しドープというか、“地元の悪いノリで楽しんでいる”みたいな感じに音色が変わるんです。その落差は意識しました。

浦野 僕は最後の方にある高音の伸びのパートですね。デモを聴いたときから、みんなが「ここは秀太だね」と言ってくれていたところなので、自分としてもキリングポイントだと思っています。「世界中を〜」のところは、ぜひ注目して聴いていただきたいです。

ライブで少しずつ“育っていく”楽曲

――楽曲のこだわりを伺うと、実際のライブステージでどう表現されるのかもますます楽しみになります。楽曲を選ぶ段階から、ライブでの見せ方は意識されているのでしょうか?

中川 そうですね。OWVはライブを軸に楽曲を出しているところがあるので、そこは全部統一していると思います。ただパフォーマンスを見せるだけのショーケースとは違って、その現場にいる全員で作るものだと思っています。

本田 今回のシングルに収録されている3曲も、全部ライブを見据えて選んでいます。『Lovey-Dovey』はすでにライブでやっているのですが、やるたびにQWVの反応が変わってきたり、「こういうときにこういう声を出していいんだ」っていうのがだんだん分かってきたりするんですよ。曲もライブを重ねながら育っていく感じがありますね。

QWVと一緒に育てていくOWVのライブ

――楽曲も、ライブ空間も、お客さんと一緒に育てている感覚なんですね。

本田 本当にそうで、QWVのバイブスが高かったら、こっちが返す熱量もそれだけ大きくなる。100パーセントでやるものを150パーセントにするのって、QWVがいてくれないと絶対にできないことなんですよ。

だからツアーを回りながら、MCの掛け声とかもみんなの反応を見ていろいろ試して、ウケたものはそのまま使って、面白くなかったやつは捨てながら育てています。

中川 いろいろ捨てましたね。“吹かす”やつとか。

本田 そう(笑)。僕らの掛け声でみんなが知ってくれてるやつだと、部活の返事みたいに「いけんのか?」「はい!」って全員でやる綺麗なノリがあるんです。それで、もっとやってみようと思って「吹かす」のもやったんですよ。
バイクで走り出す前に、ちょっとエンジンを吹かして温めるみたいに、QWVの「イエーイ!」の前に一回「フーフー!」って吹かせてみようって。

中川 何回かやってもらったんですけど、一回もうまくできなくて、すぐ捨てました(笑)。

本田 一回もできなくて即ボツでした(笑)。最近は掛け声のバリエーションが多すぎて、自分でも何言ってるのか分からなくなってきちゃって。
「だよねー?」って言ったらQWVは「それな⤴︎」って返さなきゃいけないし、「だよな?」って言ったら「はい!」だし。

浦野 QWVのみんなも分かんなくなってるときあります(笑)。

本田 今ツアーを回ってるんですけど、12月の両国国技館のファイナルまでに掛け声をもっと増やしたいですね。

中川 もっと増やすん? もうええやろ(笑)!

(後編へ続く)

撮影:kaoru yasuba/ヘアメイク:Kohey, Park youngsun 

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13th single『Lovey-Dovey』

(2026年9月30日発売 / UNIVERSAL SIGMA)  

仲間と笑い合う何気ない日常の尊さを描いた、爽快感あふれるポップロックナンバー。

「イチャイチャ」を意味するタイトルには、恋愛の枠にとどまらず「仲間との距離をもっと縮めて、いい世界にしよう」という想いが込められている。

楽曲制作にはメンバー自身も携わり、耳に残るキャッチーなフックや言葉選びなど、細部までこだわりを詰め込んだ。

力強いライブパフォーマンスとは一線を画す、等身大の遊び心とポジティブなエネルギーが詰まったOWVの新境地となる1曲。

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